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導入事例/HUB

【TechJapanHab事例インタビュー / 株式会社トラベリエンス様】短時間で希望通りの採用を実現。熱意ある学生と共に成長を。

インド工科大学(IIT)をはじめとするインドの優秀な学生の採用を支援するプラットフォームTechJapanHub。サービスの一環であるサマーインターンを通して選考し、採用を決めた企業様にインタビューさせていただきました。​ 今回は、株式会社トラベリエンス代表の橋本さんとPradeepさんにお話を伺います。 

 

 

株式会社トラベリエンス 代表取締役社長 橋本直明さん 

株式会社トラベリエンス Pradeep Kaliappanさん 

 

​​インターン受け入れ:2名​  採用:1名​  

 

 

海外向けビジネスに対応できる人材を求めて>

 

 – ​​はじめに、TechJapanHubをご利用いただいた背景を教えてください。​  

  橋本 : エンジニアに長く働いてもらうこと、優秀な新卒エンジニアを育てることは会社にとって重要事項です。弊社ではTechJapanさんが展開するラボ型開発で伴走してくれるサービス「TechJapan Lab」を利用し成功事例を作っていただけたので、Hubでもきっといい結果を出してくださるという期待感があり、Hubを利用させていただくことにしました。 

 

我々の顧客のほとんどは外国人です。英語を高いレベルで理解でき、グローバルサービスに携わっている日本人エンジニアは限られています。しかしインドのエンジニアは英語を理解し、グローバルサービスを経験している人が多いです。インドは人口も多いですから、スキルを持つ人材に出会える確率も高いです。インド人エンジニアの採用は、私たちにとって大きなメリットがあると考えています 

 

中でもIITの学生は、理系の最難関とよばれる非常に厳しい入試選抜をくぐり抜け、さらに高水準の教育を受けてきたことから、非常に人気と実力があるインドトップのIT人材です。加えて、新しい世代の彼らは多くのエネルギー、私たちとは違った視点考え方を持っている。だからこそ採用したいと考えました。 

 

 

​​熱意と興奮を持って自走できる学生に出会えた​

 

​​​​インターンをどのような流れで進めましたか。​  

  Pradeep : Tech Japan Hubを通じて、大学に求人を出したところ、100名を超える応募がありました。その全ての学生とお話しするのは難しいので、応募いただいた学生にコーディングテストを実施しました。このテストの中でコードへのアプローチの仕方と、他のハッカソンのスコアなどを基準に選考して、面接に進む候補者を決定しました。 

自社サービスを動かしながらになるので、採用したくても自分たちで大学へ行き、これほど多くの学生を探して応募を得ることは現実的に不可能です。それを成し遂げてくれたTechJapanにとても感謝しています。選考プロセスはとても簡単でした。私たちは集まった人材の中から10数人と面接して、適切な人材を選ぶだけで済みました。 

 

具体的には、「たくさんの人達にもっと旅をしてもらうことでもっと幸せになってもらいたい」というビジョン、「新しい旅のスタイルを創る」というミッション、Passionate(日々学び、成長を実感し続けていること、高い目標に挑戦し続け、達成し続けていること、やる気に満ち溢れていて、仕事を楽しんでいること)Professional(スピードが速く、期日を守り、クオリティにこだわること、データに基づき、論理的に考え抜くこと、グローバルNo1を目指すこと)Teamwork(チームのことも全て自分ごととして捉え、責任感を持っていること、自分のナレッジをシェアしていること、プロフェッショナル同士が互いに高め合っていること)という3つのバリューに合う人を求めていました。特にバリューの部分で、チームに積極的に関われる熱意と活力があり、 学習が早くてチームワークを大切にできる、真面目な2人をインターンとして受け入れました。達成したかったことを、20日という短期間で成し遂げることができたのです。 

 

​​どんなサマーインターンを行い、どんな成果がありましたか。​  

 

​​Pradeep : インターンでは、弊社が提供する、世界中の旅行者と世界中の観光ガイドをマッチングするツアーマーケットプレイGoWithGuide.comAPIを活用して、ChatGPTプラグインを開発してもらいました。 

 

彼らは私たちとさまざまなことを話し合い、現在のコーディングパターンを理解し、可能な限り同じ方法で開発に携わってくれました。加えて、彼らはChatGPTの機能や仕組みを自ら勉強して理解し、いくつかのアプローチを考えてアプリに組み込むことを提案してくれました。当初、私たちは予想していなかったことです。彼らは私たちが考えた以上に、改善できると思われることをどんどん提案してくれました。 

 

​​学生たちと接して、どう感じましたか。​  

 

​​Pradeep : 間違いなくトップクラスの学生だと感じました。彼らは私たちが質問するよりも前に質問を思いつきます。非常にプロアクティブで、ほとんど全てのことをまず自分で学習して、最後に私たちに聞きにきます。私が指示を出す必要なく、自走していましたね。 

 

彼らが聞きに来てくれた時に、方向だけ指し示してあげる。そんなサポートができることがとても嬉しかったです。誰かに言われることなく、自分で考え行動できる熱意や興奮はとても大切なもの。それを持っている学生に出会えたことに感謝しています。 

 

  

​​短時間でエネルギッシュな学生に出会える

 

​​採用の決め手を教えてください。​  

  ​​Pradeep : インターンシップ中は、細かくルールや水準を設け、その達成度を都度チェックしていきました。たとえば、彼らが会社のルールに従っているかどうか。日報を送ること、朝9時にログインして、作業が終わったらログアウトすること、作業が適切に行われているかどうか確認するためにその日の作業内容を報告することなどです。彼らはすべてにおいて、弊社のルールに従い、良い仕事をしてくれました。    そして、繰り返しになりますが、技術的な部分では彼らは非常に熱心に取り組んでくれました。私から何かするように指示したことはありません。ほとんど彼らが考え、行動してくれたので、私は正しい方向に導くようアドバイスしただけです。熱意と興奮を持って、私たちが設定したプロジェクトを完了してくれました。彼らの熱意や行動は私たちの会社のカルチャーに合っていると思いましたし、一緒に働きたいと思ったので、2名ともにインターンシップ修了後にフルタイムのオファーを出しました。   

 

​​TechJapanのサポートはいかがでしたか。​  

 

​​Pradeep : 率直に言って、本当に感動しました。集客、学生の選考からPPO(Pre Placement Offer、インターンシップ後にオファーを出し、承諾を得られると早期に採用できるIITの仕組み)まで、あらゆる点でサポートいただきました。 

 

選考の際にはどんな質問をするのが良いかの質問項目をテンプレートで共有していただき、評価基準に関してもアドバイスをいただきました。またインターンシップを実施する際にも、準備事項の案内から、インターン期間中もフォローのご連絡をいただきました。結果的に時間が節約できた上、しっかり成果も出すことができたので、私たちにとってとても良い経験になりました。 

 

基本的にインターンシップを行うとなると時間がかかると考えている企業が多いと思います。しかし選考プロセスは本当に簡単なので、エネルギッシュで刺激的な学生を短期間で採用したい企業にはおすすめしたいサービスかと思います。 

 

   

​​優れた技術と学生だからこその新たな視点をサービスに 

 

– ありがとうございます。最後に、今後の展望を教えてください。​  

 

​​Pradeep : 私たちの目標は、旅行業界のトッププレイヤーになることです。私たちは全てのお客様に対して、個人の好みに合わせてカスタマイズされた旅行を提供することに重点を置いています。そのために、ゴーウィズガイドをよりお客様のニーズに合ったプロダクトにしたいと考えています。今後も最善を尽くし、多くの国でサービスを展開していきたいです。 

 

その中で、IITの学生の採用は今後も行っていきたいですね。もし採用が決まっても、学生たちには良い意味で「のまま」でいてほしいと思っています。もちろん、もっと専門性を身につけるべきではありますが、学生時代に持っている熱意や興奮を忘れないでほしいのです。学生文化は常にプロになるのに適しています。オープンマインドで新しいことをどんどん学び、吸収していく。そのマインドセットとスピード感は私たちを感動させてくれるでしょう。彼らの視点から、私たちのサービス「ゴーウィズガイド」の改善点を見つけ、そこへのアプローチ方法を考えてくれたら嬉しいです。